20年ほど前になるでしょうか?私の心をひきつけ虜にした、薔薇に出会ったのです。
それはクライミングローズのピエールドロンサールです
幾重にも花びらを重ねて下向き加減に咲く、淡いピンクのクラシカルな面持ちのそのバラに、心を奪われたのです。
私のバラ作りの原点といっても、過言ではありません
私の庭は限られたスペースでは日当たりだってあまり良くありません。それでも、寒い冬が明け春の始めに小さな蕾を見つけた時は、心躍る瞬間です。寒い12月の誘引…高い脚立に乗って夫が誘引…二人三脚で行います。剪定、土変え、肥料やり、水やり、!!
色々な作業の中でバラが微笑み始める瞬間、それが春です。
バラは、気難し屋と思われがちですが、そうでもありません。結構タフです。悪条件の中でも自らの生命力を思う存分に発揮して美しい、華麗な姿を私達に見せてくれます。
一輪のバラが咲くと、庭の空気が凛として、風景も変わります。そして、そこにはいい風が通り抜けます
まずは一株からあなたのローズガーデンを始めてみませんか。